オガ粉の製造(裏話)

 マツノインセクトの松野です。いつもお世話になっております。

 先代から店を引き継ぎ、何かと忙しく時間がなかったのですが、ようやく少し余裕ができたので、初めてブログに投稿します。思いつくまま書いていきますので、乱筆乱文のほどご容赦くださるようお願いいたします。

 今回、菌糸ビン「オアシス」のオガ粉を変更することになりましたので、オガ粉の製造にまつわる裏話をしたいと思います。
 
 当店で使用していたオガ粉は、愛知県北設楽郡設楽町という面積の約9割を山林が占める山間部の町の作業場で製造されていました。当店から片道約2時間のところにあります。

 昨年春頃までは、一度に約150袋(1袋:約65ℓ)をトラックに積んで持って来てもらっていましたが、先代が店を始めた頃には、自ら仕入れた廃ホダ木を持って行き、オガ粉製造機を借用してオガ粉を造っていたそうです。
 このオガ粉製造機、実はすごく高いんですよ。付属設備も含めると数千万円。機械に付いている分厚い刃だけでも1枚5万円×4枚=20万円なんです。

 ところで、昨年はオアシスの製造を一時休止し、皆様方には大変ご心配をお掛けしました。
 仕入れ先の社長さんが高齢なのに加え、作業員さんも地元の高齢の方がほとんどなので、オガ粉の製造が滞るようになってきたんです。
 オガ粉がなくては菌糸ビンを製造することはできませんので、昨年7月から何度も店舗休業日に作業場に通い、若手の作業員Mさんと二人でオガ粉を製造し、何とか今までオアシスを造り続けてきました。

 ホダ木の皮を草刈鎌でむき製造機に入れ、粉砕されたオガ粉を手で袋に詰め、約80袋を車に積んで持ち帰り、店内に搬入すると作業は終了です。
 朝から晩まで本当に重労働です。特に袋詰めはアメリカンフットボールの球出しのように中腰で袋に入れるので本当に大変でした。
 それでも、オガ粉造りについて深く知ることができましたし、すごくいい経験をさせていただきました。

 そして、来期1本目のオアシスは、従来のオガ粉を使って最後の製造をする予定でしたが、袋詰めして取り置きしてもらっていた約160袋のオガ粉を何者かに持って行かれてしまい、“オアシス専用”のオガ粉は二度と入手できなくなりました。


 脳梗塞で半身不随になりながら、「死ぬまでオガ粉を造り続けたい。」と言っていた社長さん。
 身体が不自由なので、オガ粉を造りに行った時、車椅子を押して作業場に連れて行ってあげると、とても嬉しそうな顔をしていた社長さん。
 本当にオガ粉造りが好きだったんですね…

 森林の間伐などが本職のMさん。
 「雨の日は仕事が休みなのでオガ粉を造ってあげる。」と言ってくれたMさん。
 いつも朝6時頃、「今からオガ粉を造りに行く。」と電話がかかってきて、私も急いで作業場に駆け付けるということがよくありました。
 オガ粉だらけになって二人で作業したこと、今ではとてもいい思い出です。

 社長さん、Mさん、今まで本当にありがとうございました。
 お元気で…

お問い合わせINQUIRY

店舗営業日 土・日曜日、祝日(定休日を除く)
※通信販売は定休日以外毎日ご利用いただけます。
定休日 月・木曜日
営業時間 10:00~12:00、13:00~17:00(12:00~13:00は閉店)
※不在の場合がありますので、遠方よりお越しの方は事前にご連絡ください。

TEL / FAX 0532-23-59870532-23-5987

ご注文 お問い合わせ